田中内科クリニック|福岡市中央区大宮の内科、呼吸器内科

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当院の検査・治療

当院では以下の検査・治療を行っております。

胸部レントゲン検査

胸部レントゲンでみるのは、肺、心臓、肋骨などの胸部にある臓器です。
比較的得られる情報も多い検査です。
よく放射線の被曝を気にされて、検査を拒否される方もおられますが、胸部レントゲンによる被曝は、自然放射線による被曝と大差ありません。ただし、妊娠中の方は医師にそのことをお知らせください。
レントゲン写真を見たことがある人は多いと思いますが、レントゲン写真は白と黒のコントラストで表現されます。
黒い部分は空気を多く含むところです。胸では肺にあたります。
空気の入らない密なところは白く写ります。胸では心臓、骨、血管などです。
ですから通常であれば黒く写る肺に白い部分があれば、そこには空気の入らない部分があるということになります。
例えば肺がんができたり、肺炎を起こしたりした場合です。
健康診断での胸部レントゲンの必要性について論議されてますが、個人的見解では必要だと思います。
検診でたまたま見つかった肺がんは比較的早期のことが多く、治療可能だからです。
呼吸器内科の医師からみれば、半年に一度は胸部レントゲンを撮ったほうがよろしいかと思います。
なるべく1年に1回、できれば2回撮るようにしてください。レントゲン写真を読影する立場から言えば、比較読影が基本になります。
以前の写真と比べることにより、異常を見つけやすくする方法です。
ですからできるだけ以前撮ったことがあるところでレントゲンは撮るようにしてください。
必要のないレントゲンは撮る必要はありませんから、どうして撮るのかはそのお医者さんにお尋ねになり、納得してから撮るようにしてください。

大腸がん検診

福岡市が実施している検診です。
福岡市民の方が対象になります。

対象者:40歳以上の福岡市民で、職場などで検診を受けることができない方。

検診の内容は以下の通りです

便潜血検査(2回法)

大腸にポリープやがんがあると便中に血液成分がでることがあります。それを検出する方法です。
その場合、見た目が正常でも便中には血液成分がでています。
測定キットを持って帰っていただき、3日以内に2回、便に検査用スティックを刺して専用容器に入れてください。
この2回は日を変えてください。
この検査で陽性がでた人は、二次検診に進んでもらいます。
指定の施設で大腸カメラを受けてもらいます。

また、痔がある方は陽性にでることがありますが、自分で判断せずかかりつけ医と相談されてください。

料金は500円です。(70歳以上の方は無料です。)
また、年に1回しか受けられません。

大腸がんの早期発見のため、年に1回は受けましょう。
特に予約は必要ありません。

前立腺がん検診

福岡市が実施している検診です。福岡市民の方が対象になります。

対象者:55歳以上の福岡市民の男性で、職場などで検診を受けることができない方。

検診の内容は以下の通りです

血液検査(PSA測定)

PSAとは前立腺がんがある場合に特異的に上昇するマーカーです。
正常範囲にある場合でも毎年徐々に上昇傾向がある場合は精査する必要があります。
ただし前立腺がんがある場合でも上昇しない場合がありますが、上昇していれば前立腺がんが強く疑われます。

料金は1,000円です。(満70歳以上、生活保護法の適用を受ける者、市民税非課税世帯等は免除)
また、この検査は2月と10月しか受けることができません。

前立腺がんは増加傾向にあります。男性の方は毎年受けるようにしましょう。
特に予約は必要ありません。

特定健診

俗に言うメタボ健診です。
職場などで健診を受けてない方、かかりつけ医での定期的な検査を受けてない方が対象です。
ご加入の医療保険(健康保険)で異なりますので、詳細はそれぞれご加入の医療保険者にお尋ねください。

福岡市国民健康保険の場合、40歳から74歳までが対象で料金は1回500円です。

検診の内容は以下の通りです
身長、体重測定、腹囲、尿検査(蛋白・糖・潜血)、血圧測定、心電図、血液検査(GOT・GPT・r-GTP・LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪・白血球・赤血球・血色素・ヘマトクリット・クレアチニン・尿酸・血糖・HbA1c)

ただし年に1回しか受けられません。

日ごろ健診を受けていない方は、なるべく特定健診で自分の健康をご確認ください。
特に予約は必要ありません。

睡眠時無呼吸検査

睡眠時無呼吸症候群については、こんなことに気づいたらのいびきの項目をご参考になさってください。
この検査は入院して行う検査と自宅でする検査の2種類があります。
当院では自宅で行う簡易検査を行っております。

簡易検査では睡眠時の状態を各センサーで記録します。
そのために検査当日の昼間に当院を受診していただきます。

まずは睡眠時無呼吸の原因に他の因子がないか胸のレントゲンと肺機能検査を行います。
その他、血圧測定と診察、問診を行います。

寝るときにセンサーをつけてもらい、いつもどおりに寝てもらいます。
そして、翌日機械をご持参ください。
センサーの取り付けができない場合は技師が取り付けにまいります。

結果は10日ぐらいででますので、そのときに再診してください。
結果をご報告いたします。

この検査は事前の予約が必要です。
電話にて予約をしてください。

入院にて精査を希望される方は、ご紹介いたします。

睡眠時無呼吸治療

当院では睡眠時無呼吸症候群の治療を行っております。
睡眠時無呼吸症候群についてはこんなことに気づいたらのいびきの項目をご参照になさってください。

治療は減量指示(肥満の方)や生活指導に加え、CPAPという機械を導入し、睡眠時に気道が閉塞しないようにいたします。

CPAPは鼻マスクを装着し、圧の高い空気を送り込みます。その圧力で気道をおしあげ、閉塞を防ぐようにする機械です。
この治療は保険診療になります。
CPAPをリースする形で、月に一度受診してもらう必要があります。

別記の睡眠時無呼吸検査にて適応がある場合、あるいは他院の検査で適応があった場合(この場合はその検査結果が必要です)保険にて治療ができます。ご相談ください。